メッセージ(学院理念)

 現代日本が直面する住宅・不動産市場では、生産年齢人口減少をはじめとし、先の見えない原材料費の高騰、自然災害の多発等さまざまな問題に取り巻かれ、 新築着工戸数においては、これから2030年までの間、徐々に減少していく見込みで、バブル経済崩壊後のピーク時(1996年)の頃の約3分の1以下まで落ち込むと推定されています。

このような背景の中、業界では「新築からの脱却、リノベーション市場参入、リフォーム事業への転換」などの言葉がささやかれ、ハウスメーカーをはじめ、 異業種からの事業参入が次々と出始め、さまざまなタイプのリフォーム会社が増加していくことが予想されています。

しかしながら地域住宅会社・工務店では、その言葉だけが独り歩きし、本格的リフォーム事業をおこなう体制すらできていないという状況があります。

リフォーム受注の基本は“一点突破全面展開=ランクUPビジネス”、小工事依頼から中工事そして大工事へのランクUP手法、または引渡し済み顧客からのリピート手法が基本となりますが、

新築を売ってきたセールスマンがリフォームに真摯に向き合えない→小工事は煩わしい……利益が薄い……
工務だけしてきた現場監督がリフォームに真摯に向き合えない→小工事こそ手間がかかる……段取りが面倒……
こういった理由からせっかくの小工事もアフター担当に任せっきり、協力業者へ直接丸投げしているのが現状です。

今後ますます平均受注単価50~100万円以下のリフォーム会社が乱立され、「安さ」を争う地域競争が全国で起こってくる中、このような問題を解決し、 小工事でも確実に高利益を獲得できる方法として

“1社に1人の多能工社員育成、ハウスリフォーマー育成”

の必要性を感じ、本学院を開校する運びとなりました。

この学院を通じ、本流である地域住宅会社・工務店が自社の顧客を守り、生き残りをかけて、 共に学び、共に成長し、そして共に夢を追い続ける企業を目指してもらうことが、 未来を創造するチカラ、新たな一歩を踏み出すチカラとなり、 微力ながらも業界の発展に繋がると信じております次第、よろしくお願い申し上げます。


学長

中田 竜 近影

住まいの株式会社 代表取締役  中田 竜

略歴


1973年⾧崎生まれ。⾧崎地場の分譲・建売系住宅会社に入社し、営業第一線で3年間で約100棟を販売。
功績を買われ地場ゼネコンの新築住宅事業立ち上げに参加。営業責任者として、事業部の確立、ノウハウの構築に力を発揮。
事業完結に伴い、⾧崎の地場工務店に入社。新築・リフォーム事業のプレーイングマネジャーとして現場最前線で活躍しながら、 自己のノウハウと地場工務店のノウハウを結び上げ、売れ続ける仕組みを構築し、全国にてセミナー講演及び住宅事業コンサルティング活動を実践。 のちに、その経験を活かし、株式会社住空間総合研究所を設立。現在全国にてコンサルティング活動を実施中。

全国の工務店の現状を目の当たりにしたことで、“1社に1人は多能工”の必要性を感じハウスリフォーマー育成学院の開校を決める。
その本部運営にあたり、『住まいの株式会社』を設立。工務店が生き残るためのカギとなる多能工(ハウスリフォーマー)の育成に尽力する。

会社情報

住まいの株式会社

ハウスリフォーマー育成学院本部運営。住宅事業全般の包括的サポートサービス。
〒851-2212 長崎市畝刈町297番地
TEL : 095-801-3757 FAX : 095-801-3758